「自分はダメな人間なんじゃないか」
「社会に適合できていない」
「この先どう生きればいいんだろう」
うつ病になると頭に浮かびますよね
この記事では過去にうつ病と診断され、3ヶ月で会社を辞めた僕が回復するまでにやったことと、再発しないために心掛けていることを載せています
一人でも多くの人の役に立ちたいと思って頑張って書いたので
ぜひ、ゆったり読んでいってくださいね
回復するまでにした5つのこと
回復までの手順はこちら
- カウンセリングと精神科に行った
- 弱めの薬から処方してもらった
- 仕事を辞めた
- 一ヶ月間本当にやりたいことを考えた
- 得意なフィールドに身を置いた
なぜこの方法で立ち直れたかというと
「生きてくことに自信がついたから」です
よく言われるのが
「まずはゆっくり休むこと」
聞き飽きた言葉ですよね
でも休んだ先は「頑張らないといけない」
僕もそう思って不安でした
誰もその先どうすればいいのか教えてくれないんですよね
なので「休んだその先」のことまで余すことなく記しました
僕のは、ほんの一例かもしれませんが
誰かの助けになりたいという一心で書いています
どうやってそこまでたどり着いたのか詳しく説明していきます
うつ病だと分かった6つの症状
僕がうつ病だと気がついた時には以下の症状が出ていました
- 視界の上半分がグレーがかって見える
- 朝食、昼食が吐き気で食べられない
- 仕事のある日は毎日腹痛
- 脳内で仕事の不安がエンドレスループ
- 夜中に何度も目が覚める
- 土日に一日中寝てないと体がもたない
これで体重が3ヶ月で10kgほど落ちました
遊びに行く体力もないからお金は貯まりますが
なんのために働いているのかがわからなくなってしまい
カウンセリングに行くことを決めました
カウンセリングに行って良かったこと
カウンセリングに行って良かったことは
- 「退職=逃げること」ではないと分かった
- 自分の人生のハンドルは自分で握るべき
- 自分の得意なフィールドで克服すれば良い
- 信頼できる精神科医を紹介してもらえた
入社たった3ヶ月で辞めたら逃げ癖がついてしまうのでは?
と不安でしたが、まだ回復できるうちに早く休むことが大事だと教えてもらいました
うつ病を治すのに自分が苦手なフィールドで働き続けるのは苦しいだけ
だからうつ病を治すなら自分が得意なフィールドで努力すべき
カウンセラーさんのこの言葉に背中を押され、転職先が決まらないまま退職し
教えてもらった精神科に通うことになりました
精神科を決める際の注意事項
質の悪い精神科にあたらないよう気をつけるべきポイントをお伝えします
- 効力や副作用の強い薬を勧めてくる
- こちらの話を聞いてくれない
精神科から処方される薬にはレベルがあり
レベルが上がれば上がるほど副作用が強くなります
つらいことを考えられなくするために頭がぼーっとして真っ直ぐ歩けなくなるレベルの薬をいきなり処方してくる場合もあるので注意が必要です
患者はお客さん、リピーターとしてずっと通わせる方法をとる悪い医者も残念ながらいます
上記の2点に該当したら別の病院に変えるべきです
ですので、患者がちゃんと回復できるようにしっかり向き合ってくれる医師に見てもらうのが良いです
とはいえ自分で探すのは大変ですのでカウンセラーさんに
「完全回復の実績がある医師」を紹介してもらうか
最低でも「話をしっかりと聞いてくれる医師」を紹介してもらうのが良いです
僕が立ち直ったきっかけ
カウンセリングと精神科に行き、一番副作用が弱い薬を処方してもらい、一ヶ月ほど自宅で療養生活を送っていました
その間に本当にやりたいことを真剣に考え
自分の得意なフィールドとして、もともとやりたかった教員の道を目指すことにしました
この決断がどんな治療薬よりも効くものになりました。
苦手なフィールドだとどうなる?
前職では大学の奨学金を返済するために特に興味もなかった、給料の高いIT企業に就職してしまったのが一番の失敗でした
Excelも全く使えず、キーボードも人差し指で操作するくらいパソコンが苦手だったのですから
狩りの苦手なライオンが海の中で狩りの練習をするようなものです
苦手なフィールドでうつ病を克服しようとすると潰れてしまうのも当たり前ですよね
立ち直ったきっかけは?
実は順風満帆とはいきませんでした
非常勤講師として年度の途中からにも関わらす授業をたくさん持たせてもらえたのですが
前任者がいなくなったからフルで授業をもらえたんですね
そうです、学級崩壊を起こしていたクラスを担当することになったのです
ですがこのクラスで一番迷惑をかけてくれた生徒が僕をうつ病から救ってくれました
今でも感謝しています
どんなクラスだった?
一言で言うと「動物園」
- 授業開始のチャイムが鳴っても平気で遊んでる
- 授業中のスマホゲームは当たり前
- 何人か教室にいない生徒がいる
- 授業中地べたに座っておしゃべり
とっても楽しそうなクラスですよね
金髪ギャルに授業中のスマホを注意すると
「は?なに?うざいんだけど?あんた誰?」
なかなかの強者です
実はこの子が僕をうつ病から救ってくれました
薬を飲みながらの転職後最初の関門がこれです
この子はどうしてこうなってしまったのだろう
少なくとも大人を信用してないことだけは伝わってきました
この子をこのままにしてはいけない
そう思い
翌日から毎日話しかけ
「困ってることない?」
「つらいことない?いつでも相談してね」
これだけを毎日言い続けました
その後は地道なステップです
- 最初の数日は完全無視
- 1週間後は僕が近づくとうつ伏せになる
- うつ伏せのまま頷くか首を横に振るようになる
- 「うん」「ない」「違う」だけ喋るようになる
「このままじゃ学年上がれないって言われた」
つ、ついに文章でしゃべった!!!!!!
嬉しさの余り放課後に無理矢理腕を引っ張って空き教室に誘拐
「全部話して!全部聞いてやる!」
泣きながら不安なことを全部話してくれました
「数学だけはなんとかしてやる」と伝え
毎日放課後に数学の補習をしました
面白がって周りのやんちゃな子たちも勝手に補習に参加するようになり
気づけば授業中に全員が教科書とノートを開いて勉強するようになりました
うつ病の完治を感じた瞬間
残念ながら学年末の成績で進級に届きませんでしたがブライダル関係の専門の高校に転学が決まりました
実は彼女の小さい頃からの夢でした
最後の日にお母さんと話をした際に
「もっと早く先生に会えていれば良かった、ありがとうございました」と泣きながら言ってもらえました
企業に勤めていた時のグレーに染まってしまった視界から
この言葉を聞いて彼女らを見送ったとき、空がやっと「綺麗な青色」に見えました
これが僕の中で完全に「うつ病」とさよならできた瞬間でした
その週末に担当医から薬を飲まなくても大丈夫と言われ、普通の生活を送れるようになりました
再発させないための5つの習慣
うつ病は再発しやすい病気なので、今でも以下の習慣でうつ病が再発しないように心がけています
- 毎日8時間睡眠
- マインドフルネス(瞑想)
- 運動
- ノットネガティブ発言
- スケジューリング
なぜこれらの習慣で再発防止になるかというと
うつ病の原因は「脳疲労」だから
「うつの時の脳疲労状態」と「数学の問題を解きまくった後の脳疲労状態」が
感覚的にすごく似てるんです
前頭葉と側頭葉あたりがジンジンするんですよ
この感覚をもとに学術記事を調べたら、やはり脳疲労とうつ病には大きな関わりがありました
こちらがその学術記事です
残念ながら脳疲労は寝ても回復しません
回復のためにはマインドフルネス(瞑想)が効果的でGoogleでも取り入れられています
マインドフルネスの実践方法について知りたい方は次の記事に載せますのでぜひ!
短時間で脳疲労を極限までゼロにできます!
脳疲労から脱却するためのスケジューリング方法はこちら
常に次に何をやるべきかを考えるときの脳疲労をゼロにできますよ!
健康関連の総合サマリー
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